皆さんおはようございます☀
農業用温室設備工事のグリーンメンテナンスです!
2024/08/27
本日は施工記録ではなく温室設備の中でも
遮光や保温などの機能を担う【自動カーテン】の中でも中央振り分け方式という
取り付け方法について詳しく説明していこうと思います!
自動カーテンは駆動軸にコーティングワイヤーと呼ばれるワイヤーを巻き付けて
駆動軸が回転することでコーティングワイヤーに取り付けられた先端パイプとフィルムを
動作させるものです
(駆動軸とコーティングワイヤー)
(コーティングワイヤーに取り付けられた先端パイプ)
自動カーテンは通常、駆動軸がどちらかのサイド側に取り付けられて
一方向にコーティングワイヤーが張られます
しかし、コーティングワイヤーの一方向の展張距離には限界があるので間口が広い場合や
スパン数の異なる棟が連結されている変形といわれるハウスの形状では
最長奥行きのある棟にしか駆動軸を取り付けできないため
*最長奥行の棟に取り付けしないと自動カーテンが駆動できない箇所ができてしまう
中央振り分け方式といわれる施工方法で自動カーテンを取り付けます
この方式では駆動軸はサイド側ではなく
コーティングワイヤーの展張距離を考慮した中央の棟
または、変形ハウスの最長奥行の棟に取り付けます
中央振り分け方式の中にも2種類の取り付け方があり、
駆動軸のドラムと呼ばれるコーティングワイヤーを巻き付ける筒を
1柱に対して2個取り付けて柱の左右でそれぞれ違う方向を駆動させる方式
こちらの方式ではドラムの数が倍になるので初期費用はかさみますが
コーティングワイヤーの負担は少なく、距離も短いため交換費用などを抑えられるなど
ランニングコスト的には有利です!
もう一つは下記の図のように一度、コーティングワイヤーが駆動軸を通り越す形で
一本のコーティングワイヤーで駆動させる方式
初期費用はこちらの方式の方が有利ですが、コーティングワイヤーの断線などの際には
交換費用が高くなります
今回はコラム記事と称して少し専門的なお話をさせていただきました!
これからも皆様の営農や新規就農のお役に立てるような記事を
投稿してまいりますのでよろしくお願いいたします!!
当社では農業用の制御盤の販売もしております!
有限会社グリーンメンテナンス
”農業を技術で支える会社”
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