この記事では
温室の躯体(くたい)のそれぞれの部分が
どのように呼ばれているのかがわかります。目次:
①間口・奥行・軒高・連棟数
②サイド面・妻面・屋根の形
皆さんおはようございます☀
農業 設備工事業のグリーンメンテナンスです!
2024/08/28
本日はこれから農業を始める方や新規就農を考えている方向けに
温室の各部の呼び名・名称について解説していきます!
まずは、ハウスの規模を表す呼び名について
ハウスの規模を表すときには
間口・奥行(スパン数)・軒高・連棟数 であらわされます
①間口・奥行・軒高・連棟数
間口…1屋根ごとの広さを表します。5.5m~12m程度が一般的
奥行(スパン数)…温室の柱と柱の間をスパンと呼びます。
基本的に1スパン3mなので
3m×15スパン 総奥行45mのように表記します
*スパンの長さは土地の長さや温室の用途によって2~4mがあります
軒高…地面から温室の壁面と屋根面が合わさる点までの高さを指します
一般的な高さは2m~4m程度で
設備の取り付けは軒高に大きく影響を受けえるので
軒高が高いほど施工金額が高くなる傾向にあります。
軒高や奥行きが伸びることでハウス内の温度変化は鈍感になります
冷暖房などの効率(設定温度になるまでの時間が長くなる)は落ちますが
換気などの温度変化は少ないためシビアな温度管理が必要な作物などはある程度の
温室の容量が必要になってきます!
温室の容量が少ないと冬場など換気をした際に急激に温度が下がてしまうためです。
温室の容量が大きい場合には間仕切りや自動カーテンといった装置を駆使して冷暖房効率を
改善することが可能です!
②サイド面・妻面・屋根の形
次にハウスの躯体を表す呼び名と形について解説します!
ハウスは基本的に奥行方向の面をサイド面
間口方向の面を妻面(つまめん)
と呼びます。連棟数が多いハウスでは一番外側の面のみサイド面と呼びます!
上記の図は単棟と呼ばれる形で、その名のとおり屋根が1つのものを単棟と呼びます
この単棟のハウスが2つ連なっていると2連棟という風に基本的に連棟数は
屋根の数で判断できます。
オランダ式と呼ばれるハウスは1棟ごとに小さな屋根が2つ乗っています
この場合は屋根2つで1棟となります
この方式は大規模農場で換気効率UPなどの目的で採用されています
屋根の形は大きく分けて2種類あり
アーチタイプの丸屋根と、三角形の屋根型があります
この記事の続きは下記リンク
コラム【温室各部の名称②】へ
当社では農業設備用の制御盤も販売しています
有限会社グリーンメンテナンス
”農業を技術で支える会社”
0コメント