この記事では
ビニールハウスの中にはどんな設備があり
どんな働きがあるのかがわかります。目次:
①連結部分の名称
②換気装置について(天井側)
③換気装置について(サイド側)
④換気設備のまとめ
皆さんおはようございます☀
農業 設備工事業のグリーンメンテナンスです!
2024/08/30
本日はこれから農業を始める方や新規就農を考えている方向けに
温室の各部の呼び名・名称について解説していきます!
前回の記事はこちら
①連結部分の名称
単棟のハウスが連結されると一番外側の面をサイド面と呼びます
連結されている面は谷と呼びます
*下図の赤い矢印の部分
谷部には雨水を排水するための樋(とい)が取り付けられます
樋にもさまざまな種類があり容量や材質などの違いがあります
樋の選定を間違えると
最近注目されている「線状降水帯やゲリラ豪雨」などの大雨の際に
オーバーフローしたり、日々の雨で雨漏りを起こしたるするので
中古のハウスを借りて就農する際などは、確認しておくといいポイントです!!
谷の部分にもう一つ関係してくるのは【換気装置】です
丸屋根ハウスの場合は谷に張られたビニールフィルムを
開閉することで換気をするのが一般的です
これを谷換気装置と呼びます
②換気装置について(天井側)
ビニールハウスの換気において高い位置の換気の方がより効率よく換気ができます!
熱い空気は高い方に流れていくので高ければ高いほど換気の効率は良くなります
屋根型のハウスは天井の一番高いところに天窓が取り付けられているので丸屋根ハウスと
比較すると換気効率がいいです!
しかし、屋根型の天窓は装置自体が高額なことや高い位置にあることで電気配線などが
紫外線の影響で劣化しやすいためコスト的には丸屋根の谷換気装置の方が有利です!
当社では天窓の劣化対策としてこんな施工をしています⇩
③換気装置について(サイド側)
天井以外の換気方法として、換気扇で強制換気させる方法やサイド面の
ビニールフィルムを開閉押させて換気する方法があります
④換気設備まとめ
ビニールハウスの換気扇は換気装置としての役割以外に
換気窓を全て閉めて使用することでハウス内が負圧状態になり強風に耐えられるようになる
といった使い方もします!
これからの時代、大規模な台風などが予想されますので
候補に入れてみるのもいいかもしれません!!
有限会社グリーンメンテナンス
”農業を技術で支える会社”
0コメント