コラム 温室設備にはどんなものがあるのか?②

この記事では
ビニールハウスの中にはどんな設備があり
どんな働きがあるのかがわかります。
目次:

①養液・給液装置

②ヒートポンプ(冷房装置)

③自動カーテン

④複合制御盤(環境制御盤)

⑤まとめ


皆さんおはようございます☀

農業用設備工事のグリーンメンテナンスです

本日はこれから農業を始める方や新規就農を考えている方向けに

ビニールハウスにはどんな設備がついていて、どんな役割を担っているのか

を解説していきたいと思います!

今回の記事はこちらの記事の続きとなっているので合わせてお読みください!


①養液・給液装置

温室内の、特にいちご狩りなどで見かける

ベッド栽培(棚を組んでその上で植物を栽培する方式)では

ホースなどで水をあげているわけではありません

植物を載せる棚を作る段階で水や肥料をあげる装置を作成しています

塩ビ配管などを埋設してひとつの養液装置から各ベッドへ液肥を

届けています。下の図のようなイメージです

施工記録もありますので参考にお読みください!

②ヒートポンプ(冷房装置)

ハウス内には暖房機もありますが、その逆に冷房装置もついています

冷房装置の設置率は多くはありませんが、植物によっては必須のものもます

バラなどの栽培が代表格です。ほかにも苺は苗の段階で冷やす必要があるので

通常の温室とは別の棟に、冷房装置がついている温室もあります


③自動カーテン

ハウス内部には作物の育成条件を整えるために自動カーテンという装置が付いています

自動カーテンは種類が様々で手動のもの、電動で開閉動作をスイッチで行うもの

全自動で温度や日光の強さによって制御するものなどがあります

方式についても様々あるので詳しくはこちらの記事をご覧ください

④複合制御盤(環境制御盤)

複合制御盤は今まで紹介してきた設備を一括で制御できる制御盤です

最近の機器はIOT化が進み複合制御盤にパソコンが接続されハウス内だけでなく

外気や風速なども考慮して制御できるものもあります

ハウス内の環境を一括で制御できるので環境制御盤と呼ばれることもあります


⑤まとめ

今回紹介した以外にも

ビニールハウスではたくさんの設備が稼働しています

農業と聞くと古臭い・アナログな感じを受ける方も多いと思いますが

ビニールハウスのような施設園芸ではパソコン制御は当たり前になっています

私たちグリーンメンテナンスも技術の進化に取り残されないように

知識をアップデートし、よりよい施工ができるように

努力してまいりますので、よろしくお願いいたします!!

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