ぶどう新梢管理装置の施工

皆さんおはようございます☀

農業 設備工事業のグリーンメンテナンスです!

2025/02/27~2025/03/05

今回は愛知県岡崎市にて施工させていただいた

【ブドウの新梢管理装置の施工】

に関する施工記録です!

今回取り付け施工をさせていただく新梢管理装置は新製品で

当社も取り付けするのは初めてなので、備忘録も兼ねて

こちらの記事を書いていますので少し専門的な話題も出てきますがご容赦ください。

そもそもブドウの新梢(しんしょう)管理装置とは?と思った方も多いと思います

簡単にいえば育てたい部分に栄養を届けるために

余計な新芽を自動で刈り取る装置です

構造的には自動カーテンの平張り方式とほぼ同じです

駆動軸をとりつけてコーティングワイヤーを利用して装置を動かします

自動カーテンの動きに関してはこちらの記事をご覧ください

通常の自動カーテンの、先端パイプの部分に新梢を刈り取る

加傷ホルダーという部材を取り付けて、新梢の上を動作することで

一定以上新梢が伸びないようにするという仕組みです

通常の自動カーテン違う点は動作頻度です。

通所の自動カーテンは保温したい、または遮光したいタイミングで動かすので

1日に動作するのは数回ですが、この新梢管理装置は最大でも30分間隔で

開閉動作を繰り返します。

そのため谷ワイヤーとの摩擦が多くなるので、摩擦を減らすのに専用の

ステンレスパーツを取り付けます

新梢を管理するためにブドウ棚から一定の位置で装置を取り付けます

ブドウ棚は傾斜地にあることが多く高さが一定ではありません。

そのため、写真のように見栄えはよくありませんが

棚から一定の高さで取り付けしています。

フィルムは展張しませんがホルダーの位置を一定に保つために棚線を

500mmピッチで張っています

先端パイプにとりつけられた加傷ホルダーです。

端部は回転防止&脱落防止のためにタイラップで固定しています

先端パイプは交差はせず、すべて一定方向に動きます

今回の施設は4連棟ですがサイド側の一棟のみ棚が傾斜しています

ここでも棚と装置の距離を一定にするために、装置を傾斜させて取り付けます

そのため傾斜棚の手前の谷部は、通常の滑車ではなくトップハンガーを取り付けて

コーティングワイヤーを傾斜なりに展張しています

駆動制御は外部入力用のインタフェース盤と専用の信号ボックスにて行います

今回は配線電気工事も一括で施工させていただきました

新梢管理装置の施工は初めてだったので

通常よりも施工に時間はかかりましたが、ノウハウを蓄積できたので

次回施工からはスムーズに施工できると思います!

最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。

0コメント

  • 1000 / 1000

有限会社グリーンメンテナンス

”農業を技術で支える会社”